学級会で重視すべきこと

学級会開いて問題が解決したことないよね - いつか朝日が昇るまで

 

上記記事を読んで思ったことは,子どもたちはどういう意識で学級会に望んでいるか,です。

上記記事の事例の場合,間違いなく「自分が気持よく過ごすため」に学級会に参加しています。しかし,それでは全員にとって有益な結論にはなりえないと思います。なぜなら,それぞれがそれぞれの損得勘定に基いて話し合っているからです。

例えば,学級会でレクを考えたとしましょう。男子は元気なので「ドッジボール」「サッカー」と外で遊ぶものが出てきます。ところが女の子はボールは大好き,とまではいかないので「おにごっこ」「ドロケイ」などが出てきます。この時点ですでに意見の対立が起き,それぞれがそれぞれのやりたいことを主張します。

 

「個人の損得勘定」よりも「全体の利益」を求めて話し合っていくべきなのです。

それをいつまでも「個人の損得勘定」で話し合っているから,イイ話し合いもできないし,意見の主張だけで終わってしまうのです。これでは一部の発言力のある人の思いのままになる話し合いになってしまいます。

 

だからこそ,子どもたちの視点を「自分主体」から「全体主体」に変える必要があります。そのための手立てが思いつきませんが,そうあるべき,ということをまずは念頭に置きたいです。