高校球児,という感動と代償

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これは野球に限った話ではありません。

 

今は,春の選抜高校野球大会が行われていますね。

夏には甲子園です。

選抜も甲子園もどちらも見ている人に感動を与えてくれるのが,高校球児らの熱闘です。

一歩も引かずに最後まで奮闘する様に聴衆は感動します。

しかし,そのためには高校球児は日夜すさまじい量の練習をしているわけです。

授業を休んで練習,寝る間を惜しんで練習,恋愛を投げ捨てて練習(これはいいか),投手であれば肩を酷使しているわけです。

 

私たちが高校野球を見て感動する背景で体の故障と戦う球児がいることを忘れてはいけません。

とあるマンガで海外のスカウトマンが「日本は若い球児を酷使しすぎている」という旨の発言をしたことがあります。

主張自体,そのとおりだと思います。

上記記事にあるように練習量などをある程度制限したり,ルールを改定するなどして,高校生の心身とも健康な状態で発達,成長できる環境づくりに励んで欲しいです。

 

そして,最初に申し上げたようにこれは野球に限った話ではありません。

他のスポーツでも同じことが起きる得るのは想像できるでしょう。

音楽だって同じです。

ドラムなどの打楽器を叩く人は腱鞘炎に悩まされます。

管楽器を吹く人は顎関節症に悩まされます。

 

病気といえば病気です。

 

高校生は様々な場面でとてもがんばり,そしてその姿を見て人々は感動します。

これが消耗品,消費されるだけのものにならず,ずっと財産として輝き続けるものであってほしいです。