小中一貫、その環境整備
現在、文部科学省では、小中一貫教育について制度化を進めております。
小中一貫の学校が制度化し、できるようになると大きな問題が出てきます。
教員の免許所有です。
教育大学出身の教員なら小中の免許を持っていることもあります。
しかし、教育大学出身ではない教員の場合、中高の専門教科の免許しか持っていないことがあります。
これでは、小学校で専門教科を教えることができても学級担任になることができないのです。
そのため、文部科学省はそのような小学校の免許を持たない中学校教員であっても小学校の学級担任をもつことができるよう教員免許法改正に乗り出したそうです。
この制度化によって、中学校教員であっても小学校教育の現場に乗り出すことができるようになります。
また、中学校の教員で小学校の現場に立つ、ということは小学校での「教科担任制」が進んでいくことにもつながります。
それについては賛否議論があることと思います。
これから新しく環境が変わっていくわけですが、その波に乗り遅れないよう日々情報収集及び研究は重ねたいですね。