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心に染みる言葉

あけましておめでとうございます。

 

正月は特にすることがない、というと違うのですが、いつもと比べてゆったりできるので本を読んでいます。興味のある本のはずなのに、なかなか心に染み渡るような言葉に出会えていません。これは非常に不思議な事です。読みたいと思っている本、知りたい・考えたいと思っている文章のはずなのになぜ心に染み渡らないのでしょうか。

 

一つに、自分の思っていた意見や自分の想定を超える意見ではない、ということが考えられます。私たちはそれぞれが思い通りになって欲しいと思っています。そのため、思い通りにならない情報は排除し、思い通りになる情報だけ聞き入れるような心理をしがちです。だからこそ、自分の思ってたとおりだ、自分にはなかった面白い意見だ、ということがない限り心に染み渡らないのでしょうか。

 

一方で、心に染み渡らないからこそよく読むべき、とも考えています。探しやすいところに宝物を隠さないのはRPGでよくあることです。よく探すからこそ見つかるものもあります。読書でも一緒ではないでしょうか。一通り読んで納得した文章があっても再読してみると考えが変わることがあります。何度も読んだり、読む視点を変えることで見えることも変わるのではないでしょうか。すると心に染み渡るのかもしれません。

 

され、「心に染み渡る文章とは何か」「そもそも心に染み渡る、とは何か」という議論を棚に上げて書いてみましたが、そもそも心に染み渡るかどうかあまり重要ではなさそうだと感じています。読んで何を得たのか、読んでどう思ったのか自体が大切でしょう。だからこそ、本を読んで何らかのアクションを持つことが大切なのです。○○法の本を読んだから明日から△△をしよう、というだけではありません。この著者はこう言ってるけど本当にそうなのかな、と疑問を持つだけでも良いと思います。