現職派遣について
職場の上司と教員の現職派遣について議論(?)しました。
論点は「現職派遣で大学院で学んだ教員はどうやって現場に学んだことを還すのか」です。
私も上司も,ある教科のある単元を研究しました系はなかなか還すことが出来ず,その教員の成長に留まってしまうことが多いことが問題であることを主張しました。また,それを解決するための協同学習や特別活動といったどの先生でも実践する機会の多いものを研究し,還元することが望ましいことも一致しました。
私はそれが特に出来るのは学術だけでなく現場にも目を向けることの出来る教職大学院への進学が良いことを薦めました。しかし,教職大学院と通常の大学院の違いを上手に短い時間で伝えることが出来なかったのが残念なところです。
現職派遣は今後,もっと需要が増加することと思います。
教員個々の能力の向上とこれまでの実践を振り返るためにも,長い教員人生のどこかで大学院で学び直したり,実践を学術的に深く追求することで,これからの学校を引っ張っていくような人材を育成していく必要があるからです。
そして,そうして様々な経験を積んで高いスキルをもった教員が次は大学で教鞭をとって,新しい教員育成に力を注げるようになるとよいと思います。