指導の発想を変えていく

 
指導していく上で当然困ることってのはでてきます。そういう困ったことが出てきた時はいろんな解決方法を考えますが,基本的に「ありがちな解答」を求めがちです。
 
子どもに限ったことではありませんが,みんな分かり方は十人十色です。だからこそひと通りの教授では伝わる人と伝わらない人が出てきます。
同じように教え方も十人十色であるべきです。なのに,教育現場では「より効果的な指導」を目指すことで十人十色を画一にしようとする動きが見えます。これまでに答えを出した人の答えを使えばいいだけなので簡単です。
 
『学び合い』に限らず,上司の決断で組織というのは大きく変わるものです。ありがちな決断しかしないのであれば,ありがちな組織にしかなりません。
 
本当に変えるべきは手法ではなく考え方です。
統一された目標を設定し,それに向けて十人十色の手法を用いるべきです。
ありがちな解答ではなく,たまには逆転の発想もいいでしょう。