習慣化には文脈を辿らせる

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なかなか習慣っていうのは習慣になりませんよね。

毎日走ろう!と思っても三日坊主になっちゃいます。

 

そういうときって「ふと思い出したときに」走ろうとするから習慣化できてないわけです。

「こうなったら走る」という仕組みができてないから習慣化しにくいんです。

 

子どもだって同じです。

上記記事は,それを「文脈を作る」と表現しています。

帰ってきたときに靴をそろえる,という習慣を身につけさせたいとき,大体部屋に入ってきた我が子に対して「靴を揃えてきなさい」といってやらせるだけではないでしょうか。

それで身につくのは「帰ってきて親に注意されてから靴をそろえよう」とする習慣です。

そうではなく,望むのは帰ってきてから「自分から」揃える習慣です。

ならば,帰ってくるところからやり直させればよいわけです。

 

時々,学校で指導するときにこんな指導があります。

廊下を走っている子どもを見つけた先生がその子に対して「はい巻き戻しー」といい,走りだしたところまで戻させます。

戻してからそこから歩き直すように指導するのです。

それも文脈を作るってことなんですね。

 

習慣っていうのはなかなか習慣にならずに苦戦するのに大人も子どもも関係ありません。

習慣化するのに必要なのは結局「こうしたらこれ」という仕組み,スイッチを作ることなんだと思います。