ADHDの子が学習するときは動くといいよ!
ADHDは発達障害の一つで知られており,集中力がなかったり,不注意だったり,落ち着きがなかったりします。そのため,教室でみんなと勉強するのが非常に難しいです。
それでもその子たちを集中させるために,教師はあの手この手で集中させようとします。
しかし,その集中も実は机にじっと座るよりもあれこれ動いていたほうが覚えやすいこともあるそうです。
ADHDの子供たちは活動過多であることで知られ、これまでは常に落ち着きがないと思われていました。ところが実際は落ち着きのなさが目立つのは、学習時に記憶するなどの、脳の機能が実行されているときだと判明したのです。
さらに今回の調査では、その動きとの関連性も調べられました。すると活動しているときが最も学習効果も高まる結果となったそうです。
普通の方なら動いている時よりも落ち着いて考えている時のほうが頭が働く,ということもあるでしょう。
ところが人によっては逆に動いている時の方が頭が働き,落ち着いて座っていると全然物事を考えることができなくなる,ということです。
なるほど,ADHDの子には動いて覚えるような環境を作ればいいのか。けど,どうしよう。ADHDの子が動いて理解できるようにしたとして他の子はどうしよう。一人が理解できるようにするために他の子を犠牲にするのか。他に工夫できることはないのか。
そう考える先生もいらっしゃるのではないでしょうか。
発想を逆転させましょう。
一人が動くことで目立ち,他の子の集中が遮られる。
そうではなく,全員が動き目立つことで全員が集中することのできる環境を考えるといいです。
そんな授業,できるのか。
できます。
『学び合い』の書籍を読めばね。
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