日本語指導が必要な児童が増加中。
「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成26年度)」の結果について:文部科学省
文部科学省は「日本語指導が必要な児童生徒の受入状況等に関する調査(平成26年度)」の調査結果を公開しました。
注目すべきなのは以下の3点です。
・昨年度(平成25年度)に比べて,日本語指導の必要な児童生徒数が増加した。
・日本語指導が必要な児童生徒の中で日本語指導を受けている児童生徒の割合が減少した。
・日本語指導を必要とする児童生徒は圧倒的に愛知県が多い
・昨年度(平成25年度)に比べて,日本語指導の必要な児童生徒数が増加した。
以下の図をみてください。日本語が必要な児童生徒数が増加しているのがわかります。
また,その内,小学校での在籍数が多いこともわかります。在籍年数が他に比べて長いのも要因の一つでしょう。
・日本語指導を必要とする児童生徒は圧倒的に愛知県が多い
以下の図を見ると一目瞭然です。
圧倒的に愛知県が多いことがわかります。
これだけ多い要因として考えられるのは「トヨタ自動車」でしょう。
トヨタ自動車の工場およびその下請け工場で働くために,愛知県に籍を置く外国人労働者が多くいます。
そういった人が多いために,外国人労働者の子どもは愛知県の公立学校に通うこととなり,日本語指導を必要とする児童生徒の数が増えているのだと考えることが出来ます。