大学生の人間関係に変化,情報化の対応に向けて

教育に携わる方なら,最近のLINEをまるで害悪でしかないような意見を言う人を見かけることがあるのではないでしょうか。

 

昨今の事件や報道を聞いていれば,確かにそう思うこともしかたのないことだと思います。

 

LINEに限らず,SNSが報道されるときというのは多くがSNSがきっかけで被害を受けるようなことがあったときです。

私は何度も主張しているのですが,SNSも結局は道具でしかないので,悪いのは道具ではなく,その道具を使う人です。

道具を恨むのであれば殺人事件の凶器と使われることもある包丁とか道端の大きな石とかを徹底的に恨まなければ筋が通りません。

やっぱり道具を批判するのは間違っていると思います。

 

さて,iphoneの発売をきっかけにスマホが広がり,mixiをきっかけにSNSが広がりました。当然,それを有効活用する人が増え,それが10代の方々にも広まっています。

だからこそ,早く仲間を作るためにLINEグループが入学前に作られている,なんてこともあるわけです。

大学もそういう学生が入ってくることに対して不安を感じているようです。

 

www3.nhk.or.jp

 

NHKが行った調査は在学生が1万人を超える大学に対して行ったそうです。

不安を感じている大学が8割もある,ということがとても大きな問題になりつつ有ることを感じさせられます。

 

道具を使うな,というのは愚かな策です。

それよりも道具の使い方をきっちりと指導していくべきです。

そのためにも,まずはLINEグループの存在やツイッターの利用を認め,どのように使っていくべきなのかについて考えていくべきです。