授業の目標設定について
授業を作るときには,頭の中でだけでも簡単な学習指導案を作成します。
学習指導案を作る際に考えなければならないのは,
・授業の目標
・活動展開
・評価の観点
・教材・教具
とまだまだ分けていけばどんどん出てくるのでおおまかにこの4つに分けます。
一番最初に決めるべきなのは目標です。
ゴール地点を示して走るのと,ゴール地点を示さずに与えられた距離を走ることでは,心身への負担は大きな差となります。
そして,走るのは先生ではなく子どもです。
だからゴールとなる目標やその目標の達成具合を確認する評価基準は子どもが確認することの出来るレベルにすべきです。
目標を明示して、目標に達成したかどうかを子供が判断できることが大切です。
そのためには、目標が子供にわかりやすくなければならないし、達成できたかどうかも子供にわからなければなりません。
これは別に教育に関わる話ではなく,あらゆる目標設定についても同じことが言えます。
プロジェクト・マネジメントの世界では,「SMARTの法則」と呼ばれる目標を設定する際に役に立つ視点があります。
Specific = 具体的、わかりやすい
Measurable = 計測可能、数字になっている
Agreed upon = 同意して、達成可能な
Realistic = 現実的で結果志向
Timely = 期限が明確
SMARTの法則に沿って目標を設定することで,子どもにもわかりやすくなる目標を作ることができます。
目標ができてしまえば,あとはどうやって目標に到達するのか具体的な方策を考えていくことです。