インターネットのご利用にはご注意を

大手ブログでもとりあげられているのですが,年金機構のセキュリティの問題ですが,セキュリティうんぬんではなく,利用する人の意識や能力に問題があることを指摘されるようになってきました。

 

私から言わせてもらえば,こういった話はすでに10年前に通りすぎた話です。だからこそ,未熟と思ってしまいます。

今から10年位前の話です。

当時はWinnyWinMXというファイル共有ソフトが非常に流行しており,アニメや映画の不正アップロード,テレビゲームのデータ,エッチな動画・ゲームなど,やりたい放題に違法アップロードがはびこっていました。

どれくらいはびこっていたかというと,人口5万人程度の小さな町の本屋にもそういったWinnyWinMXのハウツー本が置いてあったくらいです。

 

当時は現ソフトバンクボーダフォン)がYahoo!BBを無料で配布しADSLが急速に普及していました。また,光通信も徐々に広まりだし,インターネットが電話通信のように使えば使うほど高額にならない定額制のインターネットが当たり前になりだす時でした。

そのため,当時の中高生でもパソコンに詳しければ,そういった環境を整え,いくらでも違法アップロードの恩恵に預かることができたんです。

 

そして,そういう違法アップロードの中には当然悪意あるアップロード(違法な時点で悪意だけど)がありました。

圧縮ファイルにして共有するのが一般的だったのですが,その圧縮ファイルの中に「.exe」ファイルを混ぜていたんですね。

例えば「魔法少女◯◯第1話「サイアク!わたしが魔法少女!?」.exe」といった感じの名前にしておくんですね。そうすると動画ファイルと思った不正な利用者がそれを間違えて開いてしまいウィルスに感染してしまう,なんてことがありました。

もちろん,そういった被害を受けたり聞いたりすることで対策し,ひらく前に拡張子を確認するのが必須になるような人もいたでしょう。

それでも1%の人がやらかしてくれたら(例えば)1万人の1%で100人はウィルスに感染したりするんですね。

 

私は当時パソコン部でそういった話を先輩から聞いて怯えていたタイプの人種でした。

 

 

これが今電子メールで来るようになっているわけです。

当時はファイル共有ソフトを利用していた一部のユーザーに限られた話でしたが,今はメールを使うすべての人に言える話になっているんです。

これは非常に危機的な状況で,自動車で例えるなら過半数が標識が示している意味がわからないくらいのレベルです。そうなると交通事故がドッと増えるのは想像が難しくないでしょう。

だからこそ,私も含めいろんな人が「早急に情報リテラシー教育を!」というのです。

 

実際,これは非常に不味い状況です。

パソコンを使うな,メールを使うな,という問題ではありません。

仕事に車を使うな,と言っているようなものです。

そうではなく,使うなら使えるだけの知識と能力が必要なんです。

 

そういう意味では,小学生もさっさとエッチな動画サイトでも見つけて痛い目見て勉強してくれたらいいのに,なんて思ってしまいます。

 

hamusoku.com

blog.livedoor.jp