学校インターン

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昔からあまり言われることについては変わりないのでしょうが、「教師になるにあたってやっぱり子供と接する経験は必要だ」と言われます。

 

教員免許を取得するためにも、教育実習は(一部を除いて)必要になります。

しかし、そんな数週間のつながりだけでは足りなくなるんですね。

教員になれば、子どもとの付き合いは短くても1年間です。

1年間の様子を一緒に過ごして見ていくことが必要です。

 

だからこそ、文部科学省は大学の「教職課程」に「学校インターン」というものを追加しようとしているそうです。

インターンというのは一般的な大学生にとっては身近な言葉ではないでしょうか。

大学在学中に特定の企業に一定の期間(大体3日~3週間程度)働きに行きます。

ただ、働くと行っても即戦力、というわけではないので、研修を受けたり、グループで課題をこなすなど、教育的な要素を多く含んでいます。

「学校インターン」はその学校版です。

大学生を学校に行ってもらい、授業の補助や行事運営の手伝いをしていくことで、子供との接し方や、教師になった時の仕事を体験していきます。

そうすることで、採用後のギャップを少なくし、また採用後の即戦力となることが期待されます。

 

また、学校としてはそれだけではなく、人員増加のメリットがあります。

学校現場では、日々「あれをしてあげたい、けど人員が・・・」と悩む管理職の先生も少なくないでしょう。

「学校インターン」はそういった管理職の先生方の人員面での悩みを解決の一助となることが期待されます。

 

学校にとっても、大学にとっても、学生にとっても「学校インターン」というのは、有意義な制度となりそうです。