新しい道徳について


道徳の新学習指導要領案まとまる NHKニュース

 

「特別な教科」への格上げ,指導内容の追加修正など変化の大きな「道徳」ですが,現場にとって大きな問題となるのは,「指導方法」と「評価」です。

「読み物道徳」から「考える道徳」へ,とあるように道徳の指導方法を変えていく必要があることがわかります。しかし,その具体は各々の研究,研修に左右されてしまいます。また,教師にはなかなか道徳を勉強しようという時間を確保することも難しいです。短時間で,効果的に新しい指導方法を身につけていくことの出来る環境,資料の作成も必要になってきます。

また,「評価」も大きな関心事です。様々な活動を評価することが必要になりますが,その評価方法が変わることは,仕事内容や量に大きく影響を与えます。現状では,観点別に「◯」を付けて評価していますが,それが記述式になるということで話題にもなりました。形が変わっていくことに異論はありませんが,教師の負担ばかり増えていく方針はいかがなものかと思います。増やすものがあれば減らすものもあるべきです。