最適な勉強法

先日、実家に帰った時屋根裏部屋で昔の資料をひっくり返して見ていました。小学1年生と2年生の時のノートやプリントです。

いまからだいたい20年くらい前のものなのですが、だいたい1995年くらいの学級通信というのは手書きのものだったみたいです。一方で、児童の名前については判子を使って簡略化しており、ワープロが使えずとも少しでも時間短縮をしようとする様子が伺えました。
本題は算数のプリントです。
2年生の算数というと真っ先に思い出されるのは九九です。私のクラスでは九九暗唱のテストがあり、締め切りまでにすべて暗唱できなければ居残り、だったような気がします。とにかく九九あんしょうのテストががあったわけです。とうじのわたしはなかなか覚えられず、上靴の甲の部分に水性ペンで答えをかいてカンニングをしていました。大人になって思えば、そういうところに頭を使わずに何度も書いたり言ったりして覚えればいいのに、と笑ってしまいます。先生にバレたかは残念ながら覚えていません。
そんな九九の単元はどうやら一斉指導の授業はあまり行われていなかったようです。プリントによると、ノートに九九を書いたり、問題を解いたりした最後に暗唱テストを行い、クリアしたら次の段に進むという、児童によって進具合の違う授業方式が取られていました。その暗唱テストの途中で私はつまづいていたわけですね。多分6か7の段だっっと思いますが・・・。
九九をすべて覚えることは2年生にとってなかなか大変なことです。それを一斉授業では対応しきれなかったのでしょうね。
先生の苦労が今になって感じることができるようになりました。
授業を受ける人にとって最適な授業形態は異なります。だからこそ、それぞれにとって最適な学習方法を選ぶ自由を与えることも教師として行うべき環境設定のひとつではないでしょうか。