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ご飯を食べたらすぐに歯を磨こう?

健康に関すること

www.jspd.or.jp

 

先日,日本小児歯科学会からこんな提言が出されました。

実際の人の口の中では、歯の表面は上記の実験で用いられた象牙質ではなく酸に対する抵抗性がより高いエナメル質によって被われています。したがって、このような酸性飲料を飲んだとしても、エナメル質への酸の浸透は象牙質よりずっと少なく、さらに唾液が潤っている歯の表面は酸を中和する働きがあり、酸性飲料の頻繁な摂取がないかぎり、すぐには歯が溶けないように防御機能が働いています。つまり、一般的な食事ではこのような酸蝕症は起こりにくいと考えられます。

小児における歯みがきの目的は歯垢の除去、すなわち酸を産生する細菌を取り除くとともにその原料となる糖質を取り除くことです。歯みがきをしないままでいると、歯垢中の細菌によって糖質が分解され酸が産生されて、歯が溶けだす脱灰が始まります。このように、歯垢中の細菌がつくる酸が歯を脱灰してできるむし歯と、酸性の飲食物が直接歯を溶かす酸蝕症とは成り立ちが違うものなのです。

要するに,「色々言われてるけど,食べたらすぐに歯を磨いてね」という内容なんですが,これが出たのには理由があります。

それがこちらの記事です。

health-and-beauty-site.com

Brushing soon after meals could corrode teeth | Everlasting Radio

 

歯の表面のエナメル質の下には、象牙質と呼ばれる層があります。この象牙質は、エナメル質よりも柔らかく、虫歯がすすみやすい部分。話題のもととなったアメリカの実験を伝えている原文によると、象牙質のサンプルを装着した被験者に21日間、酸性のダイエットソーダを飲んだ後、20分、30分、60分とそれぞれ異なったタイミングで歯磨きを行ってもらい、その腐食度合いを観察。結果的に、20分でおこなった人の象牙質が、もっとも腐食が早かったのだそう。

この結果について、ハワードR.ギャンブル博士が、酸性のソーダを飲んだあとは「30分以内の歯磨きは、歯を傷める可能性がある」「まず水で口をゆすぐ」とコメント。必ずしも“食後”とはしていません。

 これは何かというと,「食べた直ぐは歯が少し溶けててまた固まろうとしてるんだけど,その前に歯を磨いちゃうと溶けてた奴も磨き落としちゃうよ。だからしばらく待ってから磨いたほうがいいよ」という内容です。

これって「食べたらすぐ磨く」という習慣に反している内容ですよね。

 

これについて日本小児歯科学会は「それは虫歯のことじゃなくて違う病気での話だよ。だから虫歯対策は変わらず食べたらすぐ歯磨きだからね」とコメントしているわけです。

 

ここまで来ると学術的な議論になるので,どちらが正しいのかは学術で語らないといけないので何も言えません。

しかし,どちらにせよ「歯を磨く」ということに違いはありません。

どちらを信じるかはみなさんの自由ですが,歯はちゃんと磨きましょう。