大人は丸投げでいい。子どもも丸投げでいいかな?

仕事は「丸投げ」が一番上手くいく

丸投げとは、目標と納期だけ与えて「後は自分で考えて業務を遂行してください」ということです。

「仕事」と「作業」はまったく異なります。個々の作業ではなく、その一つ上のレイヤーの仕事も任せてしまいましょう。

個々の作業をお願いしてしまうと、上手くいかない時は、その都度「どうすればよいでしょう」と対応しないといけません。自分でやったほうが速い状況になってしまいます。

一つレイヤーを上げてお願いしておけば、細かい判断も任せることができます。

仕事はまるごとお願いしないと、部下は育ちません。責任も合わせて委譲することで、部下は本気になります。

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大人は丸投げでいいよね

大人は自分で考えて行動することができ(るはずであり)ます。なので,仕事を丸投げすることは,何ら問題のないことだと思います。

ここで,仕事を丸投げすることに関して,

・丸投げされた人は自分で考えて行動することが出来る

・丸投げした人は進捗状況の確認を行い丸投げに対する責任を持たねばならない。

という二つの前提のもとに成り立つことです。

これは,子どもに対しても使えることでしょうか。考えていきましょう。

子どもは自分で考えて行動ができるか

それはある程度はできると思います。しかし,大人と比べると劣るところがあります。それは単純に経験量の差ではないかと思います。

そのため,自分で考えて行動するためのヒントを用意しておく必要があります。例えば「自分でやってわからないときはわかりそうな人に聞いてみましょう」「丸付けはここでやりましょう」などです。こういった配慮・ヒントがあれば,子どもたちは自分で考えて行動するために必要な経験値をある程度は補うことができるでしょう。

教師は子どもたちの進捗状況を確認し,活動に責任を持つことが出来るか

これはできねばならないことです。

進捗状況の確認方法は様々あると思います。このとき進捗状況は教師個人だけでなく,全体でも状況を共有できるといいのではないでしょうか。

また,その活動に対する責任は当然教師が持つべきです。それを忘れないようにしましょう。

結論:子どもたちにも丸投げできるんじゃね?

もちろん,上記検討のとおり,守るべき点,配慮すべき点は大人以上にありますが,それでもできないことはないと思います。

つまるところ,環境をどう構築するかで子どもたちの学習形態や考え方は大きく変わると思います。

子どもたちにとって,最良の学習形態が取れればいいでしょう。