イジメをなくすために,子どもたちの心以上に整えるべきこと。

イジメは教育問題ではなく、環境問題だ

 

BLOGOSで,上記のような記事がありました。こんな一文がありました。

教師と同じ教室の生徒という人間関係の中でタコツボ化していくしか無い学校では、他者を徒党を組んで「身内」とみなしていったほうが楽に過ごすことができる。そして身内の中で権力関係が生まれ、イジる側とイジられる側が発生してしまう。そうした関係性が行き着いた先が「イジメ」である。

これを読んで,確かにそのとおりだ,と思いました。

 

小集団の権力差

学校だろうと職場だろうと人は組織に所属する中で,さらに小さな集団を作ります。職場でもよく話すグループの人とかいませんか。集団の中で人はさらに小さな集団を作ります。例えば,5人の友だちだとしてもその中に実は3人特に仲の良いグループなんかがいたりします。そうして,グループが作られていきますが,何もグループは複数ではなく一人,ということもあります。

その少数グループの中には,上下関係が生まれることがあります。その行き着く先が「イジメ」であると,BLOGOSでも述べられています。

 

どうやったら防げるか

上記のように,少数グループを作ることは人間としては正常な行為です。それを否定することはできません。ならば,イジメを防ぐことにできることは「イジメに発展する要素を取り除いていくこと」が大きな方針となります。

では,どうしたら「イジメに発展する要素を取り除いていくこと」ができるでしょうか。上下関係を崩すことに限ると思います。じゃあ,上下関係を崩すにはどうしたらいいでしょうか。方向性としてあげられるのは「上位のグループの立場を落とす」か「下位のグループの立場を上げる」の二つだと思います。そして,生産的であるのは後者の「下位のグループの立場を上げる」ことだと思います。例えば,会のグループの個人に対して好意的な評価をし,推奨するなどして,下位のグループが貢献していることを全体に共有することです。しかし,それを上位のグループは良く思わないでしょうから,そちらも評価し認め伸ばしていく必要があります。