教員採用試験がセンター試験化するかも?
みなさんは,教員採用試験の問題を覚えていますか。
これを読まれていない方もいらっしゃることと思います。
教員採用試験は各自治体によって試験の実施方法,試験科目,評価基準などが異なっています。各自治体ごとに求める教員像が異なるためです。
そのため,試験問題などはすべて各自治体が作成(外注あり)しています。
それを統一した組織でつくろうではないかという動きが現れました。
政府の教育再生実行会議は、子どもたちが主体的に課題を見つけて解決に導く力などを身につけるためには、教員の資質や能力の向上が重要だとして、教員の採用や研修などに関する提言案をまとめました。
提言案では、教員の資質や能力の向上に国がこれまで以上に積極的な役割を果たすべきだとして、現在、都道府県や政令指定都市が行っている教員採用選考のうち、一般教養などの筆記試験を教員の育成を支援する国の組織が中心になって実施することを検討するとしています。
これについて,様々な批判や議論が行われることと思います。
しかし,考えてみると大学のセンター試験と似たような形式になるのではないでしょうか。
そう考えてみると取り組み自体におかしいことはないのかな,と思います。
あとは各自治体が求める教員像を叶えるための試験内容となるか議論を重ねていくことが大切です。
否定的,ではなく前向きな議論を行ってほしいです。